カードローンの審査手続きとして必ず行われるのが「在籍確認」です。
方法としては「職場への電話連絡」が主流ですが、なかには「別書類の確認でOK」とするカードローンもあります。
職場への電話連絡が原則不要のカードローンであれば、会社が休みの日でも即日融資を受けやすいでしょう。
本記事では「原則として職場への電話連絡が不要のカードローン」「原則は電話連絡だが相談次第で書類の在籍確認にできるカードローン」等から、おすすめのカードローンを紹介します。
カードローンは、審査の一環で職場に在籍確認の電話連絡をする場合があります。
ただ、絶対に電話連絡が必要というわけではなく、企業によっては「原則として会社への電話連絡は行わない」と公表している会社もあります。
ここでは、数あるカードローンのなかでも、公式サイトで「原則として職場への電話連絡をしない」ことが明言されたおすすめのカードローンを紹介します。
【プロミスのおすすめポイント】
プロミスでは、公式のFAQで「原則、勤務先への在籍確認を行わない」ことが明記されています。公式のFAQで記載がある以上、基本的に電話はかかってこないと安心して良いでしょう。もちろん「原則」の話なので、審査の結果「返済能力が低い」「信用力が低い」と判断された場合は電話がかかってくるかもしれませんが。
またプロミスでは職場への電話連絡を回避できるだけでなく、最短25分の融資に対応していることも魅力です。
振込手続きは全国約200の金融機関に対して最短10秒で完了するため、契約まで済んでいればすぐに融資を受けることができます。
年率 | 4.5~17.8% |
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融資限度額 | 500万円 |
無利息期間 | 30日間(初めての利用日の翌日から) |
融資までの最短時間 | 20分 |
申し込み方法 |
・WEB |
借入方法 |
・インターネット振込 |
返済方法 |
・インターネット返済 |
【アイフルのおすすめポイント】
アイフルは、勤務先への電話連絡を原則として行わないことが明記された貴重な消費者金融です。
「原則」と書いてあるので例外的に電話連絡が行われることもありますが、その際も申込者の承諾を得ずに、いきなり電話がかかってくる心配はありません。
万が一電話がかかってくる場合も会社名でなく「担当者名」でかかってくるため、周囲にバレることなく手続きを完了させられます。
年率 | 3.0~18.0% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | 30日間(初めての契約日の翌日から) |
融資までの最短時間 | 20分 |
申し込み方法 |
・WEB |
借入方法 |
・振込 |
返済方法 |
・インターネット返済 |
【SMBCモビットのおすすめポイント】
SMBCモビットでは「WEB完結申込」で申し込むことで、電話連絡による在籍確認から、健康保険証などの書類による在籍確認に切り替えてくれます。
自宅への郵送物もなくなるため、周囲バレを防ぎたい人にはおすすめです。ただし、WEB完結申し込みを行うには以下の条件を満たす必要があるため注意しましょう。
WEB完結での申し込みができない人は「カード申込」で申し込むことになりますが、この場合は職場への電話連絡をなしにできると明言がありません。
年率 | 3.0~18.0% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短即日 |
申し込み方法 |
・パソコン |
借入方法 |
・振込 |
返済方法 |
・提携ATM |
【レイクのおすすめポイント】
レイクも、プロミスやアイフルと同様に、在籍確認を行わないことが公式サイトで明記された消費者金融です。
原則、ご自宅やお勤め先への確認はお電話ではおこなっておりません。
ただし、審査の結果によりお電話での確認が必要となる場合があります。
引用元:レイク|よくあるご質問
例外的に電話がかかってくる可能性があるとはいえ、基本的には電話がこないと明記されていることは嬉しいですね。「Web完結」で申し込みすることで書類やカードなどの郵送物が自宅にくることもなくなるため、周囲にバレるリスクを最小限にできるでしょう。
書類での在籍確認が期待できるだけでなく、さらに最長180日間の無利息期間を利用できるのもメリットです。少額融資を希望する人なら、初回限定ではありますが、利息負担なしで完済することも十分に可能でしょう。
年率 | 4.5~18.0% |
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融資限度額 | 500万円 |
無利息期間 |
初回借入日の翌日から |
融資までの最短時間 | 25分 |
申し込み方法 |
・WEB |
借入方法 |
・振込 |
返済方法 |
・WEB |
【アコムのおすすめポイント】
アコムでは、申し込みから最短30分で融資が可能!つまり、原則として申し込んだ当日に在籍確認が行われます。以前は原則として職場への電話連絡が行われていましたが、現在では「原則行わない」ことが公式で明記されています。
Q.勤務先に在籍確認の電話がかかってきますか?
A.原則、実施しません。もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。
引用元:アコム|勤務先に在籍確認の電話がかかってきますか?
万が一電話がかかってくるとしても、同意を得ずに勝手に電話がくることはないので、その点は安心です。電話が来る際もプライバシーに配慮して個人名で電話がかかってくるため、電話連絡があったからといって「アコムに申し込んだ」ということが周囲にバレる心配はありません。
さらにアコムはカードレスに対応しているため、自宅に郵送物が届くことを回避できます。家族バレも職場バレも防ぎたいなら、アコムは有力な選択肢といえそうですね。
年率 | 3.0~18.0% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | 30日間(初めての契約日の翌日から) |
融資までの最短時間 | 20分 |
申し込み方法 |
・インターネット |
借入方法 |
・振込 |
返済方法 |
・インターネット |
【セブン銀行カードローンのおすすめポイント】
銀行カードローンでは、職場への在籍確認が行われるのが普通です。しかし、セブン銀行カードローンに関しては、公式で「原則、職場に電話しない」ことが明記されています。
Q.ローンサービスの審査にあたって、登録している電話番号や勤務先に電話連絡することはありますか。
A.審査において、原則としてご登録の電話番号および勤務先へご連絡することはありません。当社が必要と判断した場合は、勤務先に在籍されていること、ご本人さまのお申込みであることを確認するため、お客さまの勤務先、携帯電話等にお電話いたします。
引用元:セブン銀行カードローン|よくあるご質問
年率 | 12.0〜15.0% |
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融資限度額 | 300万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短2日 |
申し込み方法 |
・アプリ |
借入方法 |
・セブン銀行ATM |
返済方法 |
・セブン銀行ATM |
カードローンによっては、「職場への電話連絡が原則だが、書類による在籍確認に切り替える相談も可能」というスタンスの商品もあります。
申し込みの後に相談の電話をする必要はありますが、職場への在籍確認を避けたい人にとっては「原則として電話での在籍確認なし」のカードローンに次いで有力な選択肢になるでしょう。
職場への電話連絡をなしにする相談ができるのは、主に以下のようなカードローンです。
【三井住友カード カードローンのおすすめポイント】
三井住友カードのカードローンは、原則として電話による在籍確認が行われます。在籍確認なしで融資を受けることはできませんが、申込者が相談することで書類による在籍確認に変更してもらえることもあるようです。
在籍確認以外の面に目を向けると、三井住友カードは最短5分で審査が完了するというメリットがあります。
「9:00~19:30に申し込みを完了させる」「オンラインで支払口座の登録をする」という条件を満たせば、審査完了後すぐにアプリから借り入れできます。
年率 | 1.5~15.0% |
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融資限度額 | 900万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短5分の即時発行に対応 |
申し込み方法 | ・インターネット |
借入方法 |
・ATM |
返済方法 | ・口座振替 |
【オリックスマネーのおすすめポイント】
ORIX MONEY(オリックスマネー)は在籍確認をしないでの借入には対応していません。
一方、オリックスマネーのお問い合わせ窓口「0120-30-3329」に事前相談をすることによって、書類での在籍確認に切り替えてもらえる可能性はあります。
チャットやメールでも相談できますが、返信まで時間がかかるため、すぐに返事が欲しいなら電話のほうがよいでしょう。
年率 | 1.5~17.8% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短60分 |
申し込み方法 | ・インターネット |
借入方法 |
・振込(インターネット) |
返済方法 |
・インターネット |
【三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」のおすすめポイント】
バンクイックは、電話で在籍確認を行うことが公式サイトにも記載されています。
ただ、「ご自宅および勤務先へ連絡する場合があります。」との記載であり、事情があれば書類での在籍確認に切り替えてくれる可能性もあるでしょう。
職場への電話連絡を回避したい場合は、バンクイックに申し込んだらすぐコールセンターに電話し、職場への在籍確認なしを希望することを相談してみましょう。
年率 | 1.8〜14.6% |
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融資限度額 | 500万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短3営業日 |
申し込み方法 | ・WEB |
借入方法 |
・ATM |
返済方法 |
・口座振替 |
【三井住友銀行カードローンのおすすめポイント】
三井住友銀行カードローンは原則として職場に電話する形で在籍確認が行われますが、相談次第では書類審査に切り替えてもらうことも可能です。
公式サイトでも、契約時の在籍確認について「カードローンプラザで相談に乗ってくれる」ことが明記されています。
三井住友銀行カードローンプラザより、登録の電話番号(携帯または自宅)および勤務先へ(お勤めされていることを確認するため)銀行名でお電話させていただきます。
勤務先へのお電話に不安がおありの場合は、カードローンプラザにお問い合わせください。
引用元:三井住友銀行カードローン|よくあるご質問
他方、自宅に書類を届かなくできるというメリットもあります。同銀行のローン契約機で申し込めば契約書をその場で発行してくれるので、自宅に郵送されて家族に開封されるリスクをゼロにできます。
年率 | 4.0〜14.5% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短1週間前後 |
申し込み方法 |
・インターネット |
借入方法 |
・ATM |
返済方法 |
・ATM |
職場への電話連絡はなしにできなくても、ほとんどのカードローン業者は「職場にカードローンの利用がバレないように配慮してくれ」ます。
職場の同僚や上司にバレないなら、職場に電話がかかってくるとしても安心できますね。
職場にバレにくい配慮がされたカードローンとしては、以下のような商品があります。
【ベルーナノーティスのおすすめポイント】
ベルーナノーティスに関しては電話による在籍確認を回避することは基本的にできませんが、事前に自分が申請した連絡先へ電話をかけてもらうことは可能です。
自分が希望した番号にかけてもらえば自分で電話を取ることも難しくないため、上司や同僚に電話をとってもらいたくない人にはおすすめといえます。
また、自分が承諾しない限り、職場に電話がかかることもありません。
年率 | 4.5〜18.0% |
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融資限度額 | 300万円 |
無利息期間 |
最大14日間 |
融資までの最短時間 | 最短30分審査 |
申し込み方法 |
・WEB |
借入方法 |
・ATM |
返済方法 |
・口座振替 |
【LINEポケットマネーのおすすめポイント】
LINEポケットマネーは、2019年からサービスが開始されたばかりの新興のカードローンです。原則として電話による在籍確認が行われるものの、借入希望額が少ない場合には電話連絡を行わない場合もあるようです。
公式サイトの表記は以下のようになっています。
勤務先にご連絡させていただく場合があります。
恐れ入りますが、勤務先への連絡に関するご要望は承れません。
予めご了承ください。
なお、ご連絡する場合は、オペレーターの個人名での連絡となります。
引用元:LINEポケットマネー|自宅や勤務先へ確認(在籍確認)の電話がかかってきますか?
「もし電話が来なければラッキー」くらいのスタンスであれば、LINEポケットマネーも十分選択肢に入るでしょう。ただし、申込情報の内容によっては電話連絡が行われることもあるので注意しましょう。
年率 | 3.0~18.0% |
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融資限度額 | 300万円 |
無利息期間 | 最大100日間(キャッシュバック) |
融資までの最短時間 | 最短1~3日 |
申し込み方法 | 「LINEウォレット」から「ポケットマネー」を選択 |
借入方法 |
・LINE Payへチャージ |
返済方法 |
・LINE Pay残高から引き落とし |
【イオン銀行カードローンのおすすめポイント】
イオン銀行カードローンは、イオン銀行の口座がなくても申請できるカードローンです。
職場への電話連絡を避ける仕組みはありませんが、その代わり「社名を名乗らないルール」については徹底されています。社名ではなく個人名で電話をしてくれるうえ、目的を電話に出た人に伝えることもありません。
電話に出た人が社名を尋ねた場合は答える場合もありますが、イオン銀行なら「口座を作った」と伝えればカードローンの利用がバレることはないでしょう。
年率 | 3.8〜13.8% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短翌営業日 |
申し込み方法 | ・インターネット |
借入方法 |
・イオン銀行ATM |
返済方法 | ・口座振替 |
【オリックス銀行カードローンのおすすめポイント】
オリックス銀行カードローンは仮審査の後のタイミングで在籍確認が行われることから、在籍確認のタイミングが把握しやすいメリットがあります。
また、会社への電話連絡そのものを回避することはできませんが、個人名による電話が徹底されています。
在籍確認に不安を感じている人にとって、これらの点は安心材料といえるでしょう。
年率 | 1.7~17.6% |
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融資限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
融資までの最短時間 | 最短数日程度 |
申し込み方法 | ・WEB |
借入方法 |
・振込(パソコン・スマートフォン) |
返済方法 |
・口座振替 |
カードローンに申し込むと所定の審査が行われますが、審査のなかで必ず行われるのが「在籍確認」です。
在籍確認とは「カードローンの申込みをした人が申告した勤務先が正しいかを確認する作業のこと」です。
カードローンの審査では「安定した収入があるか(返済能力)」が重視されます。在籍確認が行われるのは、仕事に関する申告内容に間違いがないか、虚偽ではないかを確かめることを通じて、返済能力を確認するためです。
申し込み時に申告した勤務先で働いている事実が確認できれば「収入の安定性」について信用できるため、返済能力ありとして審査を通過することが可能になります。
逆に、在籍確認を通じて「申告した職場で勤務している実態」が明らかにならない以上は、審査を通過することができません。
在籍確認のやり方はカードローンを提供している金融機関・消費者金融ごとに異なりますが、主に使われる確認方法は以下のいずれかです。
在籍確認の方法として、主に利用されているのが「申込者が申告した会社への電話連絡」です。特に銀行のカードローンの場合、原則として電話による在籍確認が行われます。
「電話がきたことで周囲にカードローンの利用がバレたらどうしよう……」と考える人もいるかもしれません。
しかし、その心配は無用です。
電話では銀行名や消費者金融名は出ず、担当者による個人名で行われるためです。働いている事実だけを確認すれば良いため、電話自体もすぐに終わります。
個人情報を聞き出したり、電話で何らかの審査が行われたりすることはありません。
本人に代われず、受付の人に「どのような御用件ですか?」と聞かれた場合にも「個人的な要件なので」といって切ってくれるので安心してください。
大手を中心とした一部の消費者金融では、電話連絡による在籍確認の代わりに「書類確認による在籍確認」を行っているところもあります。
現在働いていることを証明できる書類の提出は求められますが、その書類を確認することで電話連絡ナシでも在籍確認を完了させることが可能です。
消費者金融ごとに求められる提出書類が異なる場合もありますが、主には「給与明細」「社員証」「健康保険証」などが指定されることになります。
【書類での在籍確認をしてもらうための主な方法】
職場への電話を避けたい人は「在籍確認がない金融機関・貸金業者」を探しがちですが、在籍確認が全くない業者はありません。
電話連絡を避けるなら、書類での在籍確認に応じてくれるかを確認しましょう。
在籍確認がおこなわれるのは、一般的に「仮審査の後の本審査の最中」です。
カードローンの審査の流れを大まかに表すと以下のようになります。
【カードローンの申し込み~審査の手順】
仮審査で審査落ちになってしまった場合、在籍確認が行われることはありません。
在籍確認の電話がいつかかってくるかについては消費者金融ごとの審査スピードによって変わるほか、申込者の返済能力・信用ごとに異なります。
たとえば「アコム」の場合、最短30分で融資が可能です。
もし返済能力や信用の審査結果が優秀であれば、申し込み直後から25分くらいの間に在籍確認が行われる可能性があります。
カードローンの審査の一環として電話による在籍確認が行われる場合、どんな流れで電話確認が行われるか、心配になる人はいませんか?
電話連絡はごく簡単な受け答えで完結するため、どの銀行・消費者金融に申し込んだとしても大きく流れが変わることはありません。
具体的には、以下のような流れで進んでいきます。
【在籍確認(電話連絡)の進み方の一例 その1】
担当者:「〇〇(担当者の個人名)と申しますが、××さん(申込者の名前)はいらっしゃいますか?」
勤務先の受付:「大変申し訳ありません。ただいま席を外しております。折り返しこちらからお電話させましょうか?」
担当者:「そうですか、個人的な要件でしたので折り返しは不要です。ありがとうございました。」
【在籍確認(電話連絡)の進み方の一例 その2】
担当者:「〇〇(担当者の個人名)と申しますが、××さん(申込者の名前)はいらっしゃいますか?」
勤務先の受付:「少々お待ちくださいませ」
自分:「お電話代わりました、××です。」
担当者:「私、株式会社△△(貸金業者・金融機関の名前)の〇〇と申します。これにて在籍確認は完了です。今後のお手続きについては別途でご連絡いたします。それまで少々お待ちください」
カードローンによって、在籍確認に対するスタンスは全く異なります。
在籍確認の電話連絡を回避するには、通常の申し込みとは異なる手続きや書類提出が必要になる場合もあります。
できるだけ職場への電話による在籍確認を回避できるよう、これから紹介する「在籍確認を回避する手続き方法」について把握しておくと良いでしょう。
できるだけ職場への電話連絡を避けたい場合、まずは「原則として『電話連絡がない』ことが公式サイトで明言されているカードローン」を選びましょう。
例えばアイフルとプロミスでは、公式サイトで以下のような記載があります。
お申込みの際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
在籍確認が必要な場合でも、お客様の同意をいただかない限り実施いたしません。
引用元:アイフル|よくあるご質問
原則、お勤めされていることの確認はお電話では行いません。ただし、審査の結果によりお電話による確認が必要となる場合がございます。(ご連絡の際は担当者の個人名でおかけし、プロミス名はお伝えいたしませんのでご安心ください。)
引用元:プロミス|よくあるご質問
両社とも「原則」と書かれているため、審査の結果によっては電話連絡が行われる可能性もゼロではありません。
ただ、基本的に電話が来ないことが明言されているほうが、より安心して申し込めるのではないでしょうか。
プロミスやアイフルのように「電話連絡による在籍確認が(原則)ないこと」が明言されていれば、申し込み後に特に手続きは必要ないでしょう。
一方、そのような明言がないケースでは、申し込み後にすぐに貸金業者に電話をかけて「書類で在籍確認してもらう」ことを交渉する必要があります。
オペレーターに「電話連絡を回避したい旨」を相談することで、書類での確認に切り替えてもらえる可能性があります。
その際、在籍確認のために追加資料の提出を求められることがあるため、オペレーターの指示に従って提出しましょう。
在籍確認の電話連絡をなしにするお願いを聞いてもらいやすくするには、借入金額を少額にすることが有効です。
借入が少額なら返済不能になる可能性が低く、審査担当者からの信用が上がることから書類での在籍確認に切り替えてもらいやすくなります。
反対に、初回の申し込みにもかかわらず、上限(年収3分の1)ギリギリの高額融資を希望する場合は電話連絡なしでの融資に応じてもらうことが難しくなるでしょう。
「原則として会社への電話連絡は行わない」とされているクレジットカードも何社かありますが、気を付けたいのは、「原則」という文字です。
たとえばSMBCモビットでは原則として会社への電話連絡がなくなりますが、以下のとおり、例外的に職場に電話がかかるケースもあります。
Q.審査の際に自宅や勤務先に電話がかかってくることはありますか?
A.原則、ご自宅やお勤め先へ確認のご連絡は行っておりません。
※審査を進めるにあたり確認が必要となる場合、事前にお客さまの同意を得たうえでご連絡いたしますので、ご安心くださいませ。
引用元:SMBCモビット|よくある質問
在籍確認で融通を聞かせてもらえない人として考えられるのは「信用情報にキズがある人」です。
【信用情報に残る「キズ」の例】
このようなマイナスの情報がいわゆる「キズ」にあたり、信用力が一気に低くなります。
返済の延滞を起こされないため等の名目で、職場連絡を徹底される=電話連絡を回避できない、ということになってしまうでしょう。
カードローンの申し込みで申告した内容について、「虚偽の情報」が記載されたことが判明すると、申込者の信用は大きく低下します。
信用がなくなった人に対して書類だけの在籍確認で終わらせるのは企業にとってリスクになるため、職場への電話連絡を回避することができなくなります。
「年収」は収入証明書類さえ提出しなければバレない、と思いがちですが、年齢と勤続年数、業種から考えて高すぎる年収であることは金融機関が持つデータから割り出されてしまうでしょう。
また、わざとでないとしても申告内容を間違えてしまった場合も職場への電話連絡が徹底される可能性が高くなります。
職場への電話連絡を回避したいなら、わざと虚偽の申告をすることはもちろん、不注意による申告間違いも起こさないように注意しましょう。
ここまでは「信用力がない人」の職場に在籍確認の電話が入りやすいと紹介しました。
同様に、「返済能力が弱い人」も在籍確認の電話連絡が行われる可能性があります。
年収が低かったり勤続年数が短かったりと、返済能力が低い場合、貸金業者にとっては返済能力を細かく確認しないと返済不能・貸し倒れのリスクがあります。
年収に対して総量規制(年収の3分の1)ギリギリの借入を希望すると、電話連絡が徹底されると覚えておくと良いでしょう。
職場への電話を避けたいなら、できる限り借入希望額を少なく申請することをおすすめします。
ここからは、職場への在籍確認が原則なしのカードローンを使う場合の注意点についてご紹介します。
職場への電話連絡が行われないカードローンを希望する理由は人それぞれでしょうが、やはり「周囲にカードローンの利用をバレたくない」と感じている人も多いでしょう。
電話連絡がなしになれば職場の人にバレる可能性はなくなりますが、「家族バレ」についてはまた別の対策が必要になる点に注意が必要です。
カードローン会社によっては契約書類やローンカードが自宅に郵送される場合があり、家族がその封筒をあけてしまうとカードローンの利用がバレてしまいます。
会社バレと併せて家族バレも防ぎたい人の場合、自宅に郵送物が送られてこない「Web完結」に対応したカードローンを選びましょう。
たとえばプロミスでは「Web完結」の仕組みを利用することで、「申込」「借入」「返済」まですべてWebで完結できます。
カードが発行されなくなるため、自宅にローンカードが届く心配もありません。
カードローンに申し込む場合、「アリバイ会社」は絶対に使わないようにしてください。
【アリバイ会社とは】
「在籍確認を代行することで、その会社で勤めているかのように偽装する業者のこと」
まず、金融機関や貸金業者ではアリバイ会社の情報を共有していることが考えられます。金融機関や貸金業者がチェックしているアリバイ会社を使った場合、バレる可能性が非常に高いというわけです。
アリバイ会社を利用したことや、在籍確認を本人以外の誰かが代理で電話に出たことが判明した場合、その審査に通ることは100%ありません。
虚偽の申告をした記録はその貸金業者にずっと残り続けるため、今後そのカードローンの審査を通過することはできないでしょう。
虚偽の申告で審査落ちした場合、「否決」という情報が信用情報にも記録されるため、信用情報にその情報が残っているうちは住宅ローンやマイカーローンの審査を通過することも難しくなります。
くわえて「詐欺未遂罪」「詐欺罪」として罪に問われる可能性もあります。
ほんの一時の審査のために人生を棒に振る可能性もありますから、絶対にアリバイ会社は利用しないでください。
在籍確認を書類に切り替えることを相談できるカードローンは数多くありますが、かといって「相談すれば絶対に職場に電話がこない」と決まったわけではありません。
申し込み後に電話連絡をしないで欲しいと相談した場合でも願いが通じず、職場への在籍確認の電話連絡が必要と回答される可能性もあります。
そこで、会社への電話連絡を回避できないことが分かった際に、次善策として用意しておきたい対策についてみていきましょう。
電話連絡が原則行われるカードローンに申し込む場合、オペレーターに相談して「電話連絡の時間帯」だけでも打ち合わせしておくことをおすすめします。
在籍確認の電話連絡は基本的に申し込んで25~30分以内に行われますが、オペレーターに相談することで希望の時間帯に電話をかけてもらうことができます。
このような時間帯を指定して電話をかけてもらうことができれば、周囲にバレる可能性をグッと下げることができるでしょう。
職場への在籍確認の電話連絡は会社名ではなく「担当者の個人名」で行われます。
電話の目的を第三者に伝えることもないため、基本的に「カードローンの利用事実」が在籍確認の電話連絡によって周囲にバレる心配はありません。
ただ、電話がかかってきたことを不審に感じた上司や同僚から「今の電話は何だったの?」と聞かれることはあります。
そこで、怪しまれないための言い訳を先に考えておくと良いでしょう。
【電話連絡の内容を聞かれた際に使える言い訳の一例】
一般的に「カードローン」よりも「銀行口座」「クレジットカード」のほうが良いイメージを抱かれていることが多いため、このような言い訳を用意しておくことでカードローンの利用がバレる事態を防ぐことができるでしょう。
最後に、カードローンと在籍確認についてよくある質問と回答をまとめました。
いいえ。中小の消費者金融であっても、在籍確認を行うことは必要です。
中小企業は大手の消費者金融と比較して「貸し倒れリスク」への耐性がありません。万が一の貸し倒れを防ぐために入念に審査を行う関係上、書類での在籍確認には対応していないケースがほとんどです。
中小の消費者金融に申し込む場合は、基本的に職場への電話連絡がくることを覚悟しておきましょう。
いいえ。
職場への電話連絡が不要のカードローンでも、審査に落ちることはあります。
そもそも職場への在籍確認がないのは「審査が甘いから」ではなく、書類で在籍確認ができる仕組みがあるからに過ぎません。
カードローン会社から提出を求められた書類を提出できなかったり、提出した書類に不備があったりした場合は、審査落ちになるため注意が必要です。
また、原則として職場への在籍確認がないカードローンであっても、審査の結果次第では職場に電話がかかることはあります。その際に本人の在籍が確認できなければ、審査を通過することはできません。
カードローンの審査で行われる「在籍確認」については、職場への電話連絡以外に「書類での在籍確認」が行われることもあります。
銀行や消費者金融ごとに在籍確認へのスタンスが異なり、大手消費者金融を中心に「原則として職場に電話はせず、書類で在籍確認を行う」というところもあります。
ただ、職場に電話しないのはあくまで「原則」であるため、審査結果次第では職場への電話連絡が必須なところもあります。
申込内容に不備がある場合は電話連絡が行われる可能性があるため、少しでも職場に電話が来る可能性を下げるためにも、申し込みの申告内容にミスがないように気を付けましょう。